転職成功ガイド


飲食店の求められる人材

転職が上手くいく人・上手くいかない人

転職が成功するかどうかは、結局はその人次第です。経済や景気の動向なども影響はするが、きちんとした志望動機や事前の準備があれば、それだけリクスは回避できる!

【こんな転職はうまくいかない】

◇今の仕事が嫌だから職場をうつりたい…

Aさんの場合

チェーン社に就職し、店長候補から現在は店長を任されている。
就職活動時より会社や業界の希望はなく、この会社に入社したのも、内定した3社の中で一番勤務時間
の条件がよかったから。
当初より人に頭を下げることが性に合わず、「もっとやりがいのある仕事がしたい」と考えるようになった。
仕事に身が入らず2年が過ぎて、とにかく新しい職場に行きたいという思いが抑えられない。

※失敗ポイント★何らかのビジョンがないと失敗する

転職の理由は人それぞれですが、「自分のしたいこと」が決まらないうちに転職するのは危険です。
それは転職が何の解決策にもなっていないからです。

  • ・「もっとやりがいのある仕事」とは具体的になにか。
  • ・なぜそれがしたいと思うのか。
  • ・今の環境では実現できないのか。
  • 少なくとも、この3つがわからないうちは、転職はやめた方がいいでしょう。
◇「やりがい」より「給与」にひかれた転職に失敗・・・

Bさんの場合

ずっと携わってきた居酒屋業界でさらに上を目指したいと思い転職活動をしていたが、活動中に「毎月インセンティブが支給される大手飲食店」の求人を知り、給与面にひかれそこに転職。最初は給与も上がったが、業態事態に興味がないので面白みがなく、次第に給与も下がっていった。

入社して6ヵ月だが、現在は不安定な収入にも不安を感じている。

※失敗ポイント★希望条件の優先順位を間違えると失敗する

転職活動でさまざまな求人を見るうちに、本来の転職動機を忘れてしまう人も少なくありません。

「興味ある業態」が一番の転職動機だったのに、転職活動途中で「給与」の良さにひかれて転職先を選んでしまった。給与は本来の目的ではないので、根本的な問題が解決されていないのです。求人情報をうまく取り入れるのはよいのですが、それに惑わされてはいけません。

【こんな転職なら成功する!】

◇やっぱり好きな仕事を目指したい

Cさんの場合

ラーメン業態で働きたく、某大手飲食チェーンへ入社するが、業績の悪化によりラーメン部門が縮小となり
グループ内の居酒屋部門へ異動となる。最低2年間は続けようと決心する。2年が経過し、やはり思いは強く、ラーメン業界で働きたいと確認できた。労働時間や給与など関係なく、アルバイトでよいので転職したい。

※成功ポイント★転職意向が明確なのは成功のポイント

2年間考えた結果なので、決断に迷いはないでしょう。求人情報を集めて具体的な活動を始めましょう。
未経験はハンデではありますが、具体的に「入社後どのように働きたいか」「なぜこの仕事を選んだのか」を伝えましょう。ただし、『労働時間や給与は関係ない』という部分は大切な転職なので、業界の相場など労働条件などは十分に調べるべきです。入社をしてから「こんなはずじゃなかった・・」ということにならないように。

◇シェフという職を極めたい

Dさんの場合

地元のホテルレストランへ就職し5年が経過した時点で、もっと大きな舞台で挑戦したいという思いが強くなってきた。現在勤めているところは、地元の食材を主に使用しているスタイルで、様々な食材をつかったお店に勤めて知識や経験の幅を広げたいと思い転職を決意する。休日は東京のお店へ食べ歩きに行きこれまでにない料理に感銘を受け、上京することを決める。

※成功ポイント★スキルアップ転職は好結果を呼ぶ

現在の就業先は限られた環境のため、専門性が高められないなら実現できる就職先を探すのは当然ともいえます。現状に満足せずに、より高いレベル・より幅広い仕事を目指した転職に好感をもちます。ただし、転居などのリスクも伴いますので、業界や応募先企業をしっかり調べることが大切です。

人事の「採用したい人」とは!

◇求めるスキルをもっているか

中途採用の場合、入社後の部署や仕事内容が具体的に決まっている場合が多い。つまり、「こんな人がほしい」というイメージが求人採用側にできあがっていいる。このイメージに100%合わなくても、それに近いことが条件になる。

◇社風に合った人物か

長年積み重ねてきた社風は、企業により大きく異なる。同業態の企業でも、社風は驚くほど違う。
見過ごしがちだが、それに合ってないと企業も転職者も不幸になる。

◇会社のビジョンと合っているか

必要な仕事があるから採用するのだが、その終了後には別の仕事を任せることになる。一過性の労働力ではなく、将来的にも会社の戦力になれることが採用の条件でもある。

◇会社の中でうまくやっていけるか

仕事はチームプレイだ。実績があっても、同僚たちや取引先と円滑に仕事が進められないのでは、接客業においては致命的である。面接で会社の悪口を言う人が嫌われるのは、社内で同じトラブルが起きるのを心配するため。

経験者と未経験者の採用の違い

◇経験者…即戦力として採用する特徴

★こんなことを求めている

  • ・頼みたい仕事内容やレベルが具体的に想定されている
  • ・業務の開始時期や期間、チーム構成が決まっている場合も多い
  • ・十分な専門知識と経験を身につけている
  • ・業務のためのトレーニングの必要がない
  • ・採用側の職場にはない新しい視点や手法を見せてほしい

★ここはサポート

  • ・職場により業務の手順やスケジュールは違うのだから、仕事に慣れるまでの研修期間などは設けている
  • ・よい人材であればそれに見合う人件費(給与)は支払う
◇未経験者…ポテンシャルを見て採用する特徴

★こんなことを求めている

  • ・社会人としてのビジネスマナーを習得している
  • ・新しい仕事に取り組む熱意や努力が十分にある
  • ・内容は違っても、今までのスキルや実績をを生かしてほしい
  • ・社会人経験者なのだから、職場内などでのチームワークを大切にしてほしい
  • ・早く一人前の戦力となり、力を発揮してほしい
  • ★ここはサポート

    • ・入社後に必要となるトレーニング(職場内の研修など)とその期間を設けている
    • ・先輩、同僚社員による直接の指導やアドバイスがある
    • ・未経験者には一から仕事を教える意識がある
    • ・結果をすぐに出さなくてもよい仕事を優先して与える

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